魔法の庭は科学室

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2021年8月27日金曜日

ぶどうのネットかけと仕立て

2021年は猛暑から一転秋風の吹くお盆
ぶどうは寒暖差で色づくので
今年は早いったらないです。
通常は8月末頃に色がつき始めるのですが
19日に撮った写真ですでに色がつき始めていて
下の作業を行なったのが8月22日です。

いつもならネットがけは9月に入ってからなのですが
今年はカラスがいたずらに来ていたので
慌ててネットをかけました

カラスは本当に賢くて
きちんと熟すまでは食べに来ません
ネットをかけていなかった頃は
明日くらいが美味しくなるかな?
というぶどうを朝どっちが早く収穫するか?
という戦いでした。
色がついていても熟さない限りは食べないんです

なので、ネットがけ自体は
そんなに焦らなくても大丈夫だったのですが
今年はどうにも庭でカラスが遊びたいらしくて
『つまみぐい』というか
とりあえずつまんでみた
形跡が見られました。
2、3粒つついている程度なのですが
残りの実に傷がついて割れることや
房の枝が傷つくと嫌なので
早めにネットをかけることにしました。

ネットですが
基本的には「止まれなければいい」
のでそこさえ押さえておけば結構適当です
実の一つ一つではなくて
葉ごと樹全体を被います

袋をかけたりしないの?と聞かれたりもしますが
ぶどうの実を太陽に当てたいのでネットが一番です
ネットで寄った葉が邪魔になって
実に陽が当たらなくないよう気をつけます
これは夏場の剪定をしっかりしておけば大丈夫です。

ずっと
百均で買った防鳥ネットを4枚
スズランテープをつかって手作業でくっつけて
1枚にしたものを使っていましたが

樹が大きくなったのと、
樹形を横長に変えたのとで
最近はホームセンターで買った防鳥ネットと
組み合わせて使っています。


2021.8.22
カラスが
中に入り込んでも止まる場所がないので
こちら側は隙間があっても大丈夫
紫色のリボン部分が
手作業で縛って大きくしたあと

夏の剪定済みの枝
房の先に葉を10枚残す。
成長に必要な栄養は10枚あればよいのは
ぶどうのメジャーな剪定方法
実に陽を当てるのはワイナリーで教わった
こんな感じに綺麗に残せると気持ちがいい

緑のテープは来年用の枝
細いけれど新芽がついているので大切に残す
冬の剪定で間違って切らない様に
印のテープ付けが肝心

ここら辺はまだ枝が混み合っているので
剪定が難しい。
枝先を辿って切っていって
ぶどうの実に陽射しが当たる隙間を作る

来年はここら辺の枝はみな剪定するので
徐々にワイナリーの葡萄棚の様に整理していけるかなと思います
少量の収穫だった時は良かったのですが
とにかく良く採れるので
ごちゃごちゃしていると管理が大変になってきた



夏のぶどうの剪定は美味しい実を育てるために必要で、
秋(冬)は来年の実をつけるために必要です。

夏の剪定はまとめてやると大変なので、
最近はひまをみてちょくちょく行なうようにしています。
普段はネット張りをする前に最終確認する様な感じでいたのですが、
近頃では、実のつける枝や、ネットかけをすることを考えた樹形作りをしていたので
特に確認せずにネットをかけることができました。
剪定方法や、その理由などは
ブログタイトル下「園芸ノート」ぶどうの栽培情報
に記事ががまとめてあるのでよかったら各ページを読んでみてください
ぶどうが沢山生る様になってから、改めて考える様になったのが
「ぶどうの仕立て」です。
上で樹形作りと言っていますが、ここ2、3年かけて
徐々に、管理しやすくネットをかけやすい様に
冬の剪定時に心がけて樹形の調整を始めました。

はじめの頃はぶどうの剪定も手探り、
(前年度実がついた枝に実がつかないのは知っていましたが、
実の先に伸びた枝は?とか。
根本から新しくでた枝は?とか色々「???」)
雪囲いも手探りで、とにかく実をつける様にが優先で
樹形を整えるところまでいっていませんでした。
収穫後だと枝の区別がつかないし、
何より頑張っても雪で折れる心配があるので、
枝を減らしてその年の分を全滅するのも怖かった。

沢山実がなる様になって初めて
管理の手間が増えて
仕立てって大事だと実感するのです。


そうやって試行錯誤してきた結果に思う
ぶどう栽培で重要な順番

雪囲い(枝折れ防止)
収穫後の剪定(秋から冬)
夏の剪定
春の見分け
仕立て

初めから樹形を整えれるのならばそれに越したこともなく
園芸の本などには仕立て方としてちゃんと載っています。
ただ、仕立てが綺麗でもあまり実がついてないぶどうをよく見かけます。
仕立ての形に沿って剪定をしているのでしょうが
残す枝の選択を間違っているのだなぁと思います。

あまり実がならなければその後の管理や、
ネットかけもいらないんですよね。
もちろん最初に仕立てが上手くいっていれば
その後楽なのは事実なのですが、
わしゃーと実ってしまっても良いから、
一度ちゃんと実のなる仕組みを理解して
そこから仕立て直しても間に合う(うちが今その最中)ので、

きちんと世話をしているはずなのにどうも実が少ない。
あまり甘くならない。という方は
ぶどうの剪定を見直してみてください。
仕立てるために剪定を間違っている可能性があります。

ちなみに「ぶどうの仕立ての形」で検索すると何種類か候補が出てきますが
果樹園でもない限りは
おうちの庭にあった形で、冬囲い(枝折れ防止)ができて、
夏冬の剪定作業がしやすく防鳥ネットがかけやすければ、
どんな形でも正解だと思います。

その「正しい管理」ができる自分の「やりやすい形」を知るのが大切で、
だから仕立ては後からでも良いのではないかと思います。

2021年8月25日水曜日

石を見分ける

浜益の海岸で火山岩をたくさんみてきました
みなれた火山岩とはちょっと違う石を
判別してみました


前回の蜂に続く見分けるシリーズです


とりあえず目についたのは
堆積層

下の方は火山灰
固まっておらずぽろぽろ崩れます
結晶を多く含み火山灰とわかります

上の方は泥と混じっています


岩が波に洗われています
しましまがあり、白っぽいので
流紋岩の岩礁だと思われます


きれいな流紋があって白っぽいものは
同じく流紋岩で良さそうです

波で削られてフレッシュな面が出ているので
斑晶が確認しやすいです
斑晶の形で
凝灰岩ではなく火山岩だとわかります

ここらへんは溶結凝灰岩の様にも見えますが
地面なので、ルーペで見にくいので保留
上の岩礁と同じだとすると流紋岩なのですが
一枚続きではないので判別しにくい

火炎模様が綺麗な流紋岩と
その周辺には安山岩

奥の方には節理が
表面が風化していてわかりにくのですが
うっすらとしまが見えるので、
岩礁を作ったのと同じ流紋岩でしょうか?

個別に石を見ていきたいと思います
火山岩を調べる時に参考にしているのはもっぱら
全農協観察と発見シリーズ「石ころ博士入門」です
火山岩ならこの本が一番わかりやすいと思います



しましまが綺麗ですが
安山岩かな
流紋岩と安山岩の中間くらいの火山帯だったのか、
二種類の噴火があったのか

モザイクで緑色が綺麗なのは凝灰岩
緑色のものをグリーンタフと言いますが
グリーンになってくれている凝灰岩は
わかりやすくて良いです

上の石とそっくりですが
こちらの方が多く斑晶を含みます
積丹の凝灰岩はもっと青っぽいグリーンで
場所で色が違うのが面白いです

軽石の様にみ見えますが
重たくやや詰まった感じがするので
発泡したガラス質の細流凝灰岩
ではないかと思います



上下が焼けている感じなので
これも体積中の石英質の多いところが
熱を受けて発泡した後固まった様に見えます
上と同じ細粒凝灰岩ですが
こんな感じでできるのかな?
と予想ができて面白いですね
その下の石はものすごく重いので緑色岩かな
玄武岩質の石はここでは珍しいので
南側の玄武岩質の火山由来の石が
ここの火山で変性されたのかしら?




普通の凝灰岩と思って拾ったのですが
見た目より硬くて重いです。
硬いのですが表面から砂が剥がれ落ちるので
溶結凝灰岩でもなさそう
発泡痕がないし、線状の破片が見えるので
やはり凝灰岩なのでしょう
昭和新山っぽい色なので、
火口付近で焼けるような変質を受けたのかな?
とか想像します


 

わかりやすく軽石
色からして流紋岩質ですね


ちょっと珍しい石も拾いました
この場所というか、
私の知る範囲ですが北海道の西の海岸線沿いは
火山岩地帯で
深成岩はあまりみつかりません
厚田でもたまに拾いますが
噴火の時に少しだけ噴出したのか、
流れ着いたのか

閃緑岩自体これひとつしか見つけられなかったのですが


白味が強いので石英閃緑岩
中央の灰色が気になります

裏返してみるとこんな感じ
中央に石を飲み込んだ感じですね

深成岩のできるあたりで
できる黒っぽい石はたいてい輝石か角閃石なので
輝石っぽい詰まり方じゃないので
角閃石かと思われます

石英閃緑岩角閃石ゼノリス(捕獲岩)
かっこいい


今回見分けてみた石たちですが
判別が間違っているかもしれません。
たどった思考の道筋を残しておくと
後でもっと増えた知識で見返した時に、
正解に辿り着けるかもしれません。
間違っているかもしれなくても、
観察し、調べて、考えて見ることが大切だと思います

その上で
標本作成で大切なのは
採取した場所です(次に日付)
分類は、間違っていてもいいのです。

後で大元の分類が変わるかもしれないし
間違った分類でも、誰かが見た時に正すことができるから

石を拾ったらとりあえず分類してみましょう。
そして、拾った場所と日時をちゃんと入れて
標本にするとかっこいいのです

参考にしている書籍たち
だんだん増えてしまう

少し貴重な石や、指準になるような石は
ふたのある標本箱に入れて
場所、日付、化学式を入れています
これはインテリアとして名前だけいれたものです
標本としては失格なのですが
(場所、日付をいれると額に入らなかった)
ただの石がこんなにおしゃれになります



2021年8月23日月曜日

蜂の見分けって難しい

我が家にできたアシナガバチの巣ですが
庭に訪れていた蜂から繭の色を見て
フタモンくんとずっと思っていたのですが、
よくよく見たら顔が違う。
コアシナガバチくんでした。
(過去記事は訂正しておきました。すみません)
初めに見かけた時は一生懸命図鑑で見分けるのにね。
アシナガバチが三種類もやってきているとは思わなかった
思い込みって恐ろしい。

そういえば
スズメバチも三種類くらい来ていたのでした。

蜂さんスピードが速いので
なかなか写真で捉えるのが難しい
もちろん肉眼での観察では
細かいところなんか見えないから
頑張って写真を撮るしかない。

キラー電磁波説に傾倒する気はないのですが
蜂は確かに電磁波には敏感らしく
携帯を向けると嫌がります。
なので写真を撮るのがなかなか大変

顔に見分けポイントがあったりするのですが、
なかなか顔を捉えるのも難しい
とにかく動きが速い

とはいっても巣の蜂たちはじっとしているし、
フタモンとコアシは模様も違うので
コアシナガバチくんに関しては
ほんとに思い込みで目が曇っていただけなのです。

とりあえず蜂さん一覧を載せてみました
見分けを間違っていたら教えてくださいね


トガリフタモンアシナガバチ


フタモンアシナガバチ

コアシナガバチ

 
オオフタオビドロバチ

クロスズメバチ

キイロススメバチ
(ケブカスズメバチ)

コガタスズメバチ

2021年8月21日土曜日

中がない!!

春に花が咲いたのち
見苦しいのを我慢して
大切に見守ってきた菖蒲の種
とうとう、熟した感じかしら?

上の方に小さな穴が空いていたので、
逆さまにして振ってみましたが
何もでない

「それでは」
と、あけてみた
「うーん」

開いてみた

種があった様な形跡はある様な気がするものの
中は空っぽ


 今年は種の謎は謎のままでした。
落ちちゃったか、
穴からありさんでも入って持ち出したのかなぁ?
来年また、膨らみができたら見守ることにします。

2021年8月20日金曜日

夏の終わりのひと時

hide and seek
フェンネルからキアゲハの幼虫が消えました。
五齢幼虫になるとなかなか鳥さんの餌にはならないので
3匹全部食べられたということもないでしょう
たぶんどこかで蛹になっています。
探してるいるのですがなかなか見つかりません
代わりに見つけたのが・・・

ごみ?

ハサミムシだった

エリカに花がはじめて咲きました。
カルーナと違って日当たりに弱くて、
植えた次の年に瀕死になって
あわてて場所を植え替え
その後ずっと貧弱に過ごしてきたのですが、
最近やっと元気になってきていました。

猛暑から一転の寒い日々
色づきが早そうだなぁと思っていたら
8月の半ばですがもう色づいてきました。
(例年はだいたい八月末くらい)
色づき始めるのが早かったので今年は小粒かな?

 

2021年8月18日水曜日

ホップの毱花の中

Humulus lupulus

ホップの毱花の成長過程
を以前にあげました
そのついでて、
ホップについて調べてみたのですが、

花の構造が
「いわゆる花とはちょっと違う」
「あじさいやクリスマスローズとも違う」
(松ぼっくりっぽい感じかな?)

ビールに欠かせないホップの成分は
『ルプリン』
黄色いつぶつぶで、完熟すると減るので
その前に収穫する

完熟ってどこかしら?
完熟についてはいまいち調べてもわからなかったので

ホップの成長過程に応じて
中がどんな風になっているのか解剖してみました。


とりあえず、育ってそうなのを切ってみた
切った途端にとても良い香りが立ち上る
ビールの様な苦味もうっすらと感じさせつつ
柑橘っぽいフレーバー
中には黄色いつぶつぶがいっぱい
これがルプリンか!!

その後、大中小と探して切ってみた


膨らみ始めたくらいの毱花
ルプリンは少ない


少し伸び始めた感じの毱花
ルプリンも少し増えてきた


大の1
黄緑で綺麗で大きな毱花
たぶん種なんだろう硬い粒ができている
種の色は白く熟していない感じ
ルプリンたくさん


大の2
外側の緑色に一部は濃く
内側には少し茶色い変質が出てきたくらい
切って見ると種(?)に色がついてきていて
熟してきているのがわかる
大の1と比べるとルプリンが少し少ない


ルプリンのマイクロスコープ写真



完熟とは種ができること、
種に色づく前が、
ルプリンが一番多いことが確認できました。

ちなみに完熟した後のホップの毱花
花の隙間から葉が出てきます

ピーマンみたいに種が発芽しているわけではない様ですが
(ピーマンはたまに中にある種から芽が出たりしている)

面白い植物です

ホップは冬に地上部が一度全部枯れるので、
少しでも緑を増やして
来年の栄養を増やしたいという作戦なのでしょうか?

 



2021年8月17日火曜日

フェンネルとキアゲハ

ヘンルーダはナミアゲハの幼虫に
丸裸にされがちなので
よく注意して幼虫がいないか探します。
(いたら数を調整する)
今年は幼虫を見ずに済んでいました
(アゲハは来ていたので、
アシナガバチとかの活躍だと思われる)

ふと見上げたフェンネル

でっかいキアゲハの幼虫が
3匹もいらっしゃいました。

今日はなんの蜂が来ているかなぁ?
と、フェンネル自体は
毎日の様に見に行っていたのですが、
派手派手な5齢幼虫になるまで
ぜんぜん気が付かなかった。

フェンネルは食べられても
それに気が付かないくらいめちゃくちゃ茂っていますし、
たくさんの虫の憩いの場なので、
蜂以外の虫にそんなに注視していなかったのですが

思い起こせば
花のあたりに黒っぽい虫がついていた気がする
(アゲハの幼虫はみな初めの頃地味な黒色)
花は私の身長より上の方に多いので
普通によく見えなかったし、
台を出してきてまでは見る気はしなかった

ルーに小さい幼虫を見つけた時には
7匹くらいはいたので、
キアゲハの幼虫も
はじめはそのくらいの数は
いたのではないかしら?
この3匹は蜂たちに狩られることなく
ここまで大きくなった猛者ですね。

美味しそうにフェンネルの花を



 

2021年8月16日月曜日

鐘が鳴らない

野ぶどうのあたりに
鐘が吊るしてあります

頭をぶつけると鳴ります(笑)
風が強すぎる時だけたまに風でも鳴ります

最近そういえば鳴りません
なんでかなー?と思ったら





野ぶどうが巻き付いていました

巻いていた部分を切ったので
また鳴る様になりましたが、
スズメバチが付近をブンブンしているので

頭をぶつける時には蜂がいないか気をつけないと・・・
 

ネアンデルタールの薬師に学ぶ

イザの庭(薬になる植物)

Medicinal plants ブログタイトルのイザ、 ネアンデルタールのまじない女(薬師)から クロマニヨンのエイラに受け継がれた すばらしい植物たちの知識 私もイザに導かれて、植物の世界に魅了されました。 私のイザの庭にもずいぶん植物たちが...

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