魔法の庭は科学室

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2017年6月30日金曜日

イザの庭(薬になる植物)

Medicinal plants


ブログタイトルのイザ、
ネアンデルタールのまじない女(薬師)から
クロマニヨンのエイラに受け継がれた
すばらしい植物たちの知識
私もイザに導かれて、植物の世界に魅了されました。

私のイザの庭にもずいぶん植物たちが揃って来ました。

薬効がある=ハーブ(herb)
ハーブとして手に入るものが一番簡単ですが、
山野草のため、園芸品種しか売っていないものや、
雑草も多くなかなか手に入れにくいものが多いです。
また鑑賞・食用種と違って、苗ではなかなか販売していなくて、
種で購入するものも多かったです。

昨年あたりから、宿根・山野草ブームのおかげで、
手に入れやすくなりましたが、
苦労してタネから育てたものが、
今年になって苗で売っているのを見るとちょっと悔しいです。

チドメクサとクルマバソウは、キャンプ先で見つけて来ました。

イザの庭には本当はこうやって見つけてくるのがふさわしいのでしょうが、
始原のヨーロッパと現代の北海道
環境は似ているので、栽培は可能ですが、
なんでも同じものが山に生えているとは限りません。
同系統のものはたぶんあるのでしょうが、
まずは確信のあるもので学び、目を育ててからです。
「薬効」で育てているのですから、間違った品種だとしたら危険です。
(チドメグサととクルマバソウは普通に雑草として有名?なので大丈夫です)

基本的には多年草を重視して植えています。
カモマイルなどはジャーマンの方が抗菌作用もあって良いのですが、
「いつでも使える」方針で植えているので、うちではローマンが基本種です。


西側の一角が私のイザの庭(娘はエイラちゃんの庭と呼ぶ)
日照のコントロールを兼ねてグラス類も混植
(グラスは繊維として使えるのでイザの庭の仲間とも言える)

他にも南側の宿根草ガーデン内にも用途に合わせて植栽したり(虫除け等)
植生に合った場所に植栽しているものもあります。
植物の薬としての使用法等はまた別のページで。

ドクダミ〜スベリヒユまではほぼ雑草です。


参考 薬効のある植物(一部毒になるものあり)
Houttuynia cordata
ドクダミ
利尿作用(解毒)
高血圧・動脈硬化(予防)
湿疹・かぶれ(葉の汁)
Hydrocotyle sibthorpioides
チドメグサ
血止め(血管収斂作用による)
Galium odoratum
ウッドラフ
(クルマバソウ)
鎮静(リラックス)・血行促進・利尿
肝機能改善・血管強化・血液凝固抑制
Portulaca oleracea
スベリヒユ
虫刺され・解熱・解毒
Hypericum perforatum
セントジョンズワート
(西洋弟切草)
鎮静(リラックス)
抗鬱効果
Chamaemelum nobile
ローマンカモマイル
(多年草)
鎮静(リラックス)効果
Achillea alpina
ヤロウ・アキレア
(ノコギリソウ)
殺菌・消毒
発汗・解熱
リウマチ
Gnaphalium affine
ハハコグサ
咳止め
Anaphalis margaritacea
カワラハハコ
肝機能改善・黄疸
Hyssopus
ヒソップ
(やなぎはっか)
鎮静(リラックス)
抗菌・抗炎症
呼吸器系の炎症・リウマチ
Ruta graveolens
ヘンルーダ
抗炎症・止血・駆虫・通経
香料
香料としてのオイルは毒性を持つ
Monarda didyma
モナルダ(ベルガモット)
抗ウィルス・殺菌
消臭・安眠

Artemisia absinthium
ワームウッド
(にがよもぎ)
防虫
胃健薬(注! 精神効果・毒性)
Humulus lupulus
ホップ
鎮静効果
Leptospermum 
モスキートブロッカー
(フトモモ)
虫除け(シトロネラ)
Datura metel
ダチュラ
(曼荼羅華・朝鮮朝顔)
麻酔
注!精神作用・酩酊・猛毒
Brugmansia
エンジェルズトランペット
(ブルグマンシア・ダチュラとも呼ばれる)
麻酔
注!精神作用・酩酊・猛毒


 2017.7.25 更新


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ネアンデルタールの薬師に学ぶ

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