注 下に毛虫の写真があります。
毛虫にも毒のあるものとないものがいますが、
まず、毛虫を見たら毒があると思って気をつけましょう。
かくいう私もこれだけ気をつけていても
2年連続で皮膚科のお世話になっています。
(処方は抗ヒスタミン剤と、ステロイド強)
毛虫にやられると白く硬くつぶつぶができて繋がります。
虫刺されの5倍くらいかゆいです。
ちょっと痺れます。
毛虫には本当に気をつけましょう。
毛虫に気をつける時期としてはまさに初夏の今ですが、
毛虫の大発生を防ぐには
春先、晩夏、初冬が大切だと私は思っています。
時期ごとの毛虫と物理的対策
※ 毛虫の対処方(経験上これが一番安全でした)
ゴムの手袋をする
静かに葉、または枝ごと切り取る(驚かせると毛を飛ばすので)
安定した場所におき、バーナーで燃やす。
バーナーは雑草焼き用のカセットボンベを使用するもの(2500円程度)
あまりにも大きいコロニーや、切り取るのに危険を要する場所の時は、
植物の本体ごと軽く炙る
(生木は簡単には燃えません。植物の種類、サイズによってはダメになってしまう
ものもありますが、毛虫によっても同様の被害は免れないので、
枯れる覚悟でやります。毛虫被害の方が大きいからです)
春
雪解け
目を盗んで越冬した小さな毛虫がコロニーで固まっています。
芽吹きの頃
目を盗んで残っていた卵が孵り、こどもがコロニーでいます。
庭の中でも毛虫が特に好む植物(バラ科など)
ありますので、つきやすい種類を重点的に見回ります
このコロニーは何十匹単位です。
初めのうちは固まって葉を食べ尽くしながら移動するので、
葉っぱが骨になっているのを見つけたら必ずその付近にいます。
ある程度大きくなるまでは固まっているので、
ここで発見して退治するのが一年でもっとも最重要です。
見逃すとそれだけの数が庭中に広がります。
夏
初夏
どんなに自宅でコロニーを撲滅していたとしても、毛虫は道路を大移動してきます。
穴が開いたり、大きく削れた葉があれば、
近くにはかなり成長した単独行動の毛虫が、裏側に潜んでいます。
移動してきた毛虫は普段つかないような植物に付いていることもあるので、
私はこの時期油断して刺されてしまうことが多いです。
初夏にやっておきたい毛虫対策をこちらにまとめました
晩夏
北海道では夏の終わりから秋の初め〜終わりまで、
ずっと蛾の産卵時期があります。
毛虫の卵は毛で覆われているのでわかりやすいです。
好みの植物の葉裏、しかも下の方などの見つけにくいところにあります。
卵を覆う毛にも毒があるので、木の棒などでめくりながら確認していきます。
卵も毛虫と同様に、刈り取り、燃やします。
秋
初秋
第2弾のコロニーが出ます。
晩秋
第2弾の産卵があります。
壁などにも付いているので、家の周り中を見て回ります
(壁に付いているのはドクガよりマイマイガなどの卵の場合が多いですが、
どちらにしろ大量発生は困ります)
冬囲いなどで葉を落とす時、卵の毛針にやられないように気をつけます。
庭の管理
「葉が混み合っている」
「地面近くに葉が茂っている」
と、発見が遅れたり、新しく毛虫に取り付かれやすくなります。
雨が続いたり、庭に出る暇がない。
そんな時があっても大丈夫なように、毛虫につかれにくい、毛虫を見つけやすい。
そんな庭にする様にこころがけましょう。
下の写真は
エキノプス(ルリタマアザミ)
ブラックベリーです。
下の方の葉を早めに刈り込み、立ち姿をすっきりさせます。
ブラックベリーのシュートは残したいので、
この先の成長を待って、下の方のすべて葉を落とします。
また花芽を確認しながら、さらに枝を刈り込んでいきます。
ブラックベリーは強いので、剪定時期をあまり気にせずガシガシ切ります。
ブラックベリーは実が熟す時期に重なって第2期の毛虫が発生するので、
なるべく早期発見に努めます。
いちごなど、高さを出せないものは周囲にミント(増殖するので徹底管理)
にがよもぎなどを植えています。
毛虫のつく植物、つかない植物、毛虫が寄り付かない植物。
それらを理解してうまく付き合いましょう。
また、食用、ハーブ類ではない植物で、
毛虫の好むものはひとまとめの花壇に植えて、
オルトランなどを撒いています。
参考
毛虫のつきやすい植物(我が庭)
※チャドクガ ※ヒメシロモンドクガ
ブラックベリー グズベリー
ブルーマロウ ブルーベリー
いちご
ホップ
レモンバーム
毛虫が嫌う植物(我が庭)
ミント にがよもぎ
(タイムやモスキートブロッカーにはよく絡まっているので、
避けにはならないようです)
チャドクガは桜やサクランボ、バラ、エキノプスにもつきますが、
上の4種が好きなようです
ホップはコロニーはできず、単体のものに狙われるようです。
ヒメシロモンドクガもコロニーではなく、どこかから歩いてきているようです。
こういう葉っぱをみかけたら気をつけましょう
(ティアレラ)
チャドクガ
(ブラックベリー)
北海道にはよく生えているでっかい雑草
エゾノギシギシ
これにもチャドクガが群れています。
見かけたときは注意してください。
葉っぱがスカスカになっていると近くにいる可能性があります。
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