ヤママユガの仲間
Saturnia jonasii fallax Jordan
Caligula japonica
道民の森に秋に行くとたくさんいる彼ら。
蛾の写真が苦手な人はご遠慮ください。
夜になると灯火りめがけて乱舞。
朝になればテントに卵が(w)なんてこともあるので、
秋口の夜はランタンなどは
テントやタープから離して置くと良いかと思います。
大きな羽根を持つ彼らはヤママユガの仲間です
ヤママユガは蚕の原種なだけあって、その繭は天然の絹繭です。
夏にはオオミズアオと大型の美しい蛾に出会えるのですが、
(オオミズアオもヤママユガの仲間)
クスサンも良く見れば綺麗なのですがとにかくいっぱいいるからなぁ
羽根色がオリーブなのでヒメヤマママユかなぁ? |
目の模様が黒く、黒い帯もないのでクスサン |
上にもいっぱいいると書いていますが
とにかくいっぱいのいるのは「クスサン」です。
ヤママユガは蚕の原種なだけあって、その繭は天然の絹繭ですが
クスサンだけは繭が籠状なんです。
繭を見つけても絹糸実験できないじゃん。
さて
いい加減蛾にキャーキャー言うのを聞くのも飽きた
キャンプ撤収の朝
地面を這うクスサンを発見
蝶(蛾も蝶の仲間)といえば脱皮した後には
まずその場で羽根を乾かすというイメージ
「朝方の雨で羽根を広げ損ねて脱皮失敗しちゃったのねぇ。」
「かわいそうに」
踏んづけてもかわいそうだしと
(気持ち悪いし)
切り株の所に避けてあげました。
よちよちしている |
かわいい顔 |
羽根も重くくっついている感じ |
はい。
ここからびっくり
5分〜10分ほど経ってあいつどうしたかなぁ?
と見に行くと
どーん
羽根伸びてる〜
このあとは定点カメラを置いて撮影してみました。
じわじわーと伸びているんですがそんなに感動もありませんでした。
来年はいざっている蛾を見つけたらずっと観察しよう。
まだ胴が長い |
くっついていた羽根と羽根が外れて来た まだ蝶のようなとまりかた |
ここでキュッとお腹が縮まりました。水分を排出したのです。
胴が縮んだ |
胴が縮んだ後、やっと羽根が広がりました やっと蛾っぽくなってきました |
まだくにゃくにゃしている |
30分ほどビデオを回していたのですが
あまり変化もなくチェックアウトの時間だったので
観察は終了しました。
この後シャキーンとしたのか
やっぱり脱皮失敗だったのか。
本来は脱皮後そのまま乾かすのが正解なのか
みな歩いて止まり木を探して羽根を伸ばすのか
新しい「謎」が増えました。
ネットで調べればわかるのかもしれませんが
とりあえず自力で観察したいので来年の秋に持ち越します(w
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