Splendor in the grass
or
Spring View
ワーズワースの草花の栄光
杜甫の春望
脳裏に浮かぶ光景はとても似ているのに
詩の印象はとても違います。
この二人の偉大な詩人がみた景色も、
意図したメッセージも同じではないけれど。
私の脳が描きだしたイメージは。
「豊かではないけれど美しい自然」
それが面白くて、子どもたちへの読み聞かせに取り入れてみました。
ちょっと手抜きで
キャンプの間にクーピーで描きました。
クーピー意外と面白い。
子どもたちには
「どちらの詩を描いた絵でしょう?」
と聞いてみたいと思います。
Countries may fall, but their rivers and mountains remain.
「国破れて山河あり」
幼い頃、この有名な一節だけを
国なんかなくなってもこの立派な大地が残っている。
なくしたものばかりじゃない。
という希望の言葉だと思っていたのですが、全部知ったら違いました。
杜甫はとても美しいけれど悲しい。
“Though nothing can bring back the hour
Of splendour in the grass
Of glory in the flower
We will grieve not
Rather find
Strength in what remains behind”
あの草原の輝きや草花の栄光が帰らなくても
嘆くのは止そう
残された物の中に力を見出すのだ
かつてのあのまばゆい輝きが
今や永遠に奪われても
例え二度と戻らなくても
私はワーズワースが好きです。
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