毛虫の歩き回る季節になりました。
雪解け後、春先にコロニーを見つけて退治しておいたとしても
3cmくらいに育った毛虫がどこからともなく現れます。
すでに成虫になったものも飛んでいて
新たに卵を産み付け始める時期でもあります。
もちろんコンパニオンプランツの力をかりて、
道路から現れる毛虫が侵入をためらうようにする。
植物にとりつきにくくする
などの事前対策も大切ですが、
この時期毛虫対策として効果のある作業は
『視認』をしやすくすることです。
つまり刈り込みです。
毛虫のとの付き合い方の記事に詳しくありますが、
毛虫のつく植物とつかない植物があります。
毛虫の好む植物をきちんと管理する手間が減らせます。
葉の混み合ってきたエキノプス
下葉をみな刈り込みます。
移動してきたタイプの毛虫は下の方に葉がないのでとりつきにくくなります。
また産卵されてコロニーができた時、見えやすいので発見がはやくなります。
エキノプス 刈り込み前 |
エキノプス 刈り込み後 |
下葉は陽があたらずきいろくなっているのでどんどん落とします。 また内側の方で伸びている花芽も混みすぎているようなら根元で切ります |
ブラックベリー
ブラックベリーも毛虫の大好物です。
この状態ですとついた毛虫を発見することも難しく
また産卵もとてもされやすいので(影を好んで産卵する)
ブラックベリーでは一度実のついた枝は三年ほどで
更新すると良いので、古い枝はどんどん落とします。
株を更新するためのシュートは花が咲く頃に新しくでるので、
つき始めた花芽を確認しながら、内側にかぶる枝、古い枝、下の方の葉と
すかすかになるまで枝ごとどんどん剪定して行きます。
ものすごく混み合っている |
緑色の若芽を残して旧枝部分はこの位置でカット |
古い枝、すっかり木の肌になっている。 |
下の方のこういう小さい葉も根元で切る |
ここまで枝を少なします。 切ってしばらくしてからの写真なのでまた少し下葉が出ている(また切ります) この後実ががつくと重さで垂れ下がるので、 その頃には枝をまとめて高く縛りあげます。 |
とにかくすっきりさせます。
庭自体では植物は混み合っているのですが、
毛虫のつきにくい植物がどんなに混んでいても問題はないのです。
ホップも下の方はこんな感じにすかすかにしています。 |
もしいても春先にコロニーをみつけて駆除しておけば、次の発生の前には
さくらんぼの収穫が終わるので、その後毛虫がついた時には
スプレータイプの駆除剤を使います。(でもそんなにつかないです)
桜など背の高いものに毛虫がつくと駆除も大変です。
毛虫にも好む順序があるので、管理しやすく毛虫がより好む植物を植えることでそちらに集めて駆除する。
私はこの方法でうまく付き合っています。
(ブルーマロウ・ブラックベリーによく集まります)
ブラックベリーは果実を取るため、毛虫がつかないように管理していますが、
ブルーマロウを周囲に植えることでそちらにたかってくれるので安心です。
(マロウは雑草化しているので、特に宿根草花壇にはカウントしていません)
2021.6.13更新
0 件のコメント:
コメントを投稿