Atsuta oil Field traces in Ishikari
厚田油田跡
なんてドラマティックな響き
北海道といえば石炭ですが、
実は石狩には油田がありました。
厚田油田と同じラインで茨戸油田もあり、
茨戸油田は過去に道内産油量の91%を占めていたのですが、
地元でも茨戸油田の存在を知っている人はほとんどいません。
茨戸油田の方は昨年に知って調べていたのですが、
今はどこにあるのかもわかりません(だいたいの場所はわかる)
それ以前に北海道で商業ラインに乗るほどの石油が出た過去があったこと自体を
知っている人はあまりいないのではないでしょうか?
厚田油田や石狩の地層については石狩市の
市民カレッジなどで紹介していますし、
地学を勉強している方達は知っていると思います。
(茨戸油田も札幌市の資料でちゃんと紹介されています)
それでも、
三笠にアンモナイトを見に行ったり、
博物館のワークショップで化石掘りに参加するレベルの私は知りませんでした。
そう、化石といえば三笠や夕張です。
ご近所の石狩の地層がそんなにも
古いものだということを知らずに過ごしてきました。
瑪瑙さがしのビーチコーミングのおかげで、化石もでることを知り
(当初出ることは知らなかったのですが、ノジュールを探した経験はあるので)
石狩の地質について勉強するようになりました。
そしてとうとう厚田油田跡の存在を知りました。
地図にも厚田油田跡の表記はちゃんとあるのですが、
ナビの指定した地点は???
あとで気が付いたのですがこのコンクリートはたぶんゲート この辺りは廃屋があったり 道がものすごく悪かったり (でも釣りの方がどんどん海へ入っていく) ゲートも油田とは関係ない廃墟の一部だと思ってしまった |
前述の石狩市民カレッジのページによると、井戸跡があって
石油が今も滲み出ているらしい。
ここはただの道???
というかこの道はビーチコーミングに来たことのある道。
もう少し行った先で車を止めたことがあるのでそこから探索してみることにしました。
海側にあるらしいというので海へ向かい、
海側が小高くなっていたのでそこから全体を一景。
「あー、ナビが言っていた地点から海側に向けて一列に柱が並んでいるからそこらへんかな?」
そうです。上の写真に写っている連なる柱に沿ってあるけばよかったのです。
反対側から向かったので、まず目に入ったのは、過去に染み出したのか石油くさくなんとなくアスファルト舗装された感じになっている道路。
そしてついに石油、枯れた植物の下に溜まって、
その浮力が植物を浮かせています。
つつくと中から油が浸み出して来ます。
ガスも出ています。
滲み出ているあたりは
天然のアスファルト舗装になっています。
北海道で石油が滲み出てくるところを見られるなんて、思ってもみなかった。
井戸跡は地図の地点から山側に登った先にありました。
火気厳禁と書いてありますが、海側の方がよほど火気厳禁だと思った。
その後は盤の沢層で化石探し。
いつもは海岸に落ちた思われるノジュールを割ったり、
瑪瑙や玉髄を拾っているのですが、
海岸に落ちる前は普通に土の中に埋まっているんですね。
玉髄 |
その後は当別の方へ次回の冒険先の下見に
アライグマの足跡を見つけました。
0 件のコメント:
コメントを投稿