魔法の庭は科学室

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2017年10月23日月曜日

ぶどう(キャンベル)の実がなるまで

我が家のぶどうはキャンベルです。
植えてから5シーズンめの株
春の芽吹きから花がついて熟すまでを写真で追ってあります。
美味しいぶどうをたくさん収穫するには剪定が大切ですが
剪定の時期はもう少し先。
収穫を終えて全ての葉を落としてからです。
5年間の経過を下に軽く説明してあります。

9月末から収穫を初めて
10月の今がピークです。
キャンベルは初雪前に完熟するので
札幌近郊で育てるには良い品種です。
巨峰も育成はできるのですが
11月に入ってやっと食べ始められるので、
完熟する前に冬が来ます。
結実してからしばらくはなかなか実は大きくならず、
夏の終わりに枝葉を伸ばし切ったあとに膨らんで来ます。
色づき始めたあたりでカラスよけのネットを貼りました。
(熟してないうちは絶対食べない)


1年め
苗を買って来たその年、1房のぶどうがつきました。
植えた年なので、実を育てない方がよかったのでしょうが、
子どもがいるので、そこは次年度以降の生育が
ゆっくりになったとしても良いと思い実を結ばせました。
2年め
冬を終え春先
雪解け前に雨が降ったりする年で、雪が凍りついて重くなり
旧年からの枝が折れてしまいました。
折れた枝から樹液が出るのを切り口に塗る薬ととラップと輪ゴムでなんとか止めるのが大変でした。
新しい枝がたくさん伸びましたが、実はつきませんでした。
三年め
枝折れを心配して、太めな枝を6本くらい残しました。
積雪の少ない年で、全部の枝が残り、たくさん実がつきました。
子どもがとっちゃだめというので(こどもの希望で育てているぶどうなので好きにさせた)実を間引いたりしなかったのですが、
全てが甘く良く育ちました。
この時点では昨年実をつけなかったので、樹に栄養が残っていたんだろうかね。
とか予想していました。
4年め
主要な枝を4本くらいに絞って残しました。
雪囲いの腕も上がりましたし、樹も太くなりました。枝折れせず無事に越冬。
4本から伸びた枝が大量でまた沢山の実がつきました。
今年も実は間引かずに実験
(昨年と比べて今年の実が小さかったりした時は間引いた方が良い)
してみましたが、樹の大きさや環境からして
間引かなくても大丈夫なとことがわかりました。
次年度の枝を、緑の実がつき始めたところで選んで印をつけることを始めました。
(三年めの剪定の時に、実のついた枝とついていない枝の区別がつきにくかったから)
細めの新枝はこの時点で切ってしまいました。
(新枝に栄養を取られずに実に栄養が行くように)
5年め(今年)
大体の流れは4年めと一緒。
夏頃、来年の枝の剪定と同時に
実のついている枝は葉を10枚残して先端を切りました。
(昨年は実のついている枝からは切らなかった)
今年も豊作。実も大きく甘いです。

※ 3年めの時点で行った八剣山ワイナリーさんで教えてもらったのですが
ワイナリーのブドウには葉はあまりついていません。
葉を維持する栄養もすべてブドウに行くように、
またブドウの実自体にも陽が当たるように。
最小限の葉の数なので、樹は小さく細めです。
家庭ではワイナリーほどの敷地で育てる訳ではないので、
実をある程度収穫したいと思ったらやはり樹木を育てるための葉も必要になります。
なので、ワイナリーでの情報を頭にいれつつ、
ぶどうの基本管理と合わせながら我が家では管理しています。

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2021.6.13更新

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