春、5月になればぶどうの芽が膨らんできます。
雪解け後からこの時期にかけて絶対にやってはいけないことがあります。
それは枝を切ること。
枝に傷をつけるような無理な誘因もよくありません。
緑色の枝が伸びてくるまでは、切りたいところがあってもじっと我慢です。
もしも折れてしまったり傷がついてしまった場合は
保護剤を塗った後テープなどでぐるぐる巻きにします。
雪解け後すぐに活発な活動を開始しているので、樹液が勢いよく流れ出してきてしまいます。
この時期はまだ新しい細胞を作るホルモンが活動していいないので、
傷口も塞がらないのです。
硬い芽が開いてくると
花穂がついているのがわかります。
上手に剪定がなされていれば、初期に綻んでくる芽のほとんどは花穂を持っているはずです。
ちょっとだけ膨らんできた芽 |
ほころんだ中には花穂が見える |
6月に入ると枝が伸びてきます。
緑色の枝が目に入るようになれば、この緑の部分の枝は切っても大丈夫になりますが、
茶色い2年目以降の枝は枯れているもの(活動していないもの)以外は、冬の剪定まで待ちましょう。
上の方に『ほとんど花穂をつけている』と書いてありますが、この時期、伸びてきた枝の中で花をつけていないものが何本かあります。
その中で立派なものに印をつけます。来年花をつける枝になるので、間違って切ってしまわないように大切に育てます。
逆に言えば、この印のないものは冬の剪定時に全て切ってしまって構わないと言うことなので、冬場の作業がわかりやすくなります。
春先の時期に芽がなくとも、夏までの間に必ず伸びてくるので、花穂の管理のついでや、夏場の剪定時まで気をつけて見ておいて、忘れずに印をつけておきましょう。
花穂が伸びた部分につく場合のあるので、葉が混み合ってくる前の6月中は特に良く観察しておきましょう。
害虫の早期発見にもつながります。
花穂については結実を確認してから、間引きをしていきます。
家庭の菜園では風や天候などが結実に影響するので、早いうちに間引いてしまうと後でぜんぜん実がならなかったということになりかねません。
花穂のない枝 |
花穂のある枝 |
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