2021年
北海道にしてはやけに暑い日が続きます
27℃くらいまでならともかく
28℃超えが2週間も続く
天気予報などなかなかみたことがありません。
先週から始まって、さらに先まで伸びてるし
7月にここまで暑い日が続くと、
8月のお盆を待たずに
1週目くらいで夏が終わるかしら?
とにかく、あまりにも暑いので
水やりには流石に気を使います。
暑い日の水やりは
ちょっと園芸を好きな方なら誰もが知っていると思います。
「朝早くと夕方」
これで間違いはありません。
けれど、時間はそうそう自由になりません。
なぜ「朝と夕」なのかを理解できれば
環境に合わせてつことでそれ以外の時間でも水やりができるので、
その「なぜ」をちょっと説明したいと思います。
前述の「朝早くと夕方」 ですが
これを私は28℃を超える予報の日を植物の真夏日と考え
「夜明け」と「陽が地平線で赤くなったら」
と認識しています。
27℃予想までは植物の夏日とし
ゆるく朝9時までと15時以降。
この28と27の境界はうちの庭においてなので、
周辺環境などでは変わると思います。
ブログに書く記事としては、通常の夏日とそれ以下
(25℃以下と25℃以上)で説明する方が失敗はないのですが、
この植物の限界が28℃という体感は大切だと思うので、
あえて28℃以上を植物の真夏日という認定で書いていきます。
何を基準に水やり時間を決めているのか。
それは太陽の位置というか、陽射しです。
日照で蒸発するであろう水分。温まるであろう地温。
それを計算してめどをつけています。
暑い日、地表を触ってみてください。
海の砂ほどではないですが、とても熱いです。
熱く乾いたそこに水を巻いても地面からすぐに蒸発してしまいます。
水をあげた後地面を掘るとわかりますが、思った以上に水は浸透していないのです。
蒸発した水分=サウナのようなもので、葉や茎を蒸しているのを同じです。
そしてある程度の量を撒いたとしてもその水が地温で温められてしまうと、それは根を茹でているのと同じです。
なので、まいた水の温度が、ある程度冷たいまま保たれることが大切なのです。
たまに鉢植えなんかで「やばい煮えた」と私が叫ぶという、事件が起きちゃうのですが
水やりに失敗すると本当に煮えてるんです。
朝早くは
日差しが強くなって地表が熱くなる前に、ゆっくり地表部分の水分は乾き、
湿気は深い地中のみになります。
地表近くの水分がないので、蒸発もないし、表面付近の水温があがることもありません。
夕方は陽が落ちているので地表付近の温度は散水で下り、お湯になることはありません。
だから自然と水やりに適した時間は「朝と夕」なのです。
1、地温や周囲の空気そのものの温度を下げる
2、植物に蒸発した水蒸気が当たらない様にする
3、根本の水温があがらないようにする
植物が煮えないように『撒いた水をお湯にしない』ければいいのです。
と、いうことは、この3点に気をつけたら、朝と夕方以外でも水は撒けます。
どしゃぶりの雨ほどたっぷり撒くとか、
木陰になっているところや根の遠くからたっぷり地面全体が冷えるまで撒くとかです。
とはいっても実際どのくらいのお湯なのか。
植物は一体何度なら耐えられるのか。
ここで、私の体感による。植物の夏日と真夏日なのです。
夏日は平気ですが、真夏日は気を使います。
実はうちの場合宿根草ガーデンはほぼ地面が出ていないので、
たっぷり撒くことでいつでも気楽に水撒きができます。
(グリーンカーテン用のホップは常に陽射しと戦っているので、
畑とホップだけ気をつけています。)
基本は真夏日は水やりは1回。陽が落ち始めてからたっぷりです。
暑い日が続くような予報のうちは、
夏日には朝夕2回、土中の水分量を庭全体である程度保つようにしていますが、
曇っていたらたまに忘れます。
雨の後は2日くらい撒かない日もあります。
2〜3日単位の水分量で考えている感じです。
もちろん水切れは心配なので、天気予報を見て、気温の上がりがおそければ(ピークの2時間前くらいまで)一度水を撒いたりと、「お湯にしない」以外は状況に合わせているわけです。
真夏日でなければ植物はけっこう頑張れます。
もちろん小さな鉢植えなどで、水分量が合わないと
残った水で煮えてしまったり、
カラカラに乾いてしまったりするので、慣れは必要ですし
植える土の相性なんかもあります。
地面を触る、同じ位置に立つ、ちょっと地面を掘ってみる。
そうやって植物と会話しながら、自分のお庭の夏日と真夏日の境目を見つけて、かつ、自分が無理なく水をあげられる、ちょうど良いタイミングを見つけてあげてください。
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