自家製ワイン作り
Homemade wine
自宅でお酒を作るにあたって
まず大事なのは酒税法に触れないことです。
合法的に作れる果実酒には2パターンあります。
1「アルコール度数20度以上のものに果実(ぶどうを除く)を漬けて作るもの」
2「アルコール度数1パーセントに満たないもの」
アルコール度数が1パーセント未満ならば
ワインもビールも作っていいのです。
アルコール度数1%を超えてしまわないようにご注意して、
自家製ワイン作りを楽しんでください。
(1%の管理については自己責任でお願いします)
材料
ぶどう(キャンベル・アーリー)
道具
広口瓶
ポテトマッシャーとそれにあう形の容器
大きなボールやたらい、または予備の広口瓶(あとで使う)
保存用の瓶(あとで使う)
さらし(あとで使う)
作り方
基本的な作り方は
と同じです。
工程としては
1洗う
2潰す
3発酵
4絞る
5発酵
6濾して発酵を止める(冷蔵庫へ)
7濾す(透明にしたい)
1
ぶどうは自身で酵母を持っているので、
皮ごと潰して適した環境に置くだけで発酵がはじまります。
酵母がついているので洗わない方が良いとか、
洗って1日くらい乾かした方が良い。
とかありますが、軽く洗って水を切り、残った水気は気にせずそのままがんがん潰して行きます。
昨年何回かにわけて作ったり、他の果実でも作って見た結果、
環境がよければ洗う洗わないはあまり関係なといいう結論に達しました。
水切りが甘いと果汁が薄まってしまうのは事実なので、
ぶどうの量が少ない時はキッチンペーパー等で軽く水分をとった方がいいかもしれません。
使用する道具はよく洗い、熱湯ですすぐ。
最初の2、3日のカビにさえ気を作れば大丈夫です
(カビは見つけたら崩さないように周囲ごととります。)
うちではカビたことがあまりないです。
カビと酵母の見分けが慣れるまで難しいです。
2〜3
絞るのも少量ならば手で握る様にして潰していきます。
100均のジューサーてぶくろ的なものを使ってもいいです。
今回うちでは大量のぶどうを絞るために専用?道具を用意しました。
(100均のポテトマッシャーと麦茶かなにかの容器です)
4
上の方と下の方で発酵の進み方が違うので
1日1回液体を混ぜます。
カビ予防にもなります。
その後、10日〜2週間発酵が進んだのちに、実と皮を濾しながら絞るのが大変です。
今まではカーゼハンカチでやっていましたが
今回はさらしを使って絞り袋を作ろうと思っています。
5
絞った果汁をもう一度広口瓶に入れてもう一度発酵を進めます。
細かい澱がたくさんできます。
6
このあとアルコール度数を確認しつつ、もう一度上澄みだけを取り出し、冷蔵庫へ入れます
7
冷蔵庫へ入れた後もけっこう澱ができます。(酵母の死骸?)これも上澄みだけ取り出して
最終的な熟成用の瓶へ詰めます。
※絞り終わった後の沈殿の時、移し替え時にコーヒーフィルターやアク取りペーパーを使っていましたが、結局自然に沈殿するので、最近は使わない様になりました(手間なので)
※絞りの工程の時、先に皮を取り出してから絞るとたぶん透明度の高いワインになります
※白ワインにしたい時は身だけを潰し、酵母として皮と枝などを入れます
発酵し始めたら皮を抜きます。白ブドウではないので完全な白とも行きませんが、赤と違って完全に透明になるのでとても綺麗です。
※発酵は環境によってかかる時間が違います。
味見をしながら進めてください。
※糖度でも発酵過程が違います。糖度が足りないと発酵に失敗します。
1%に満たないで発酵が止まってしまう場合もあります。
発酵が止まってしまえばカビたり、アルコールを分解して酢になってしまうので、
加糖して再度の発酵を即すか、絞りの工程を早めて冷蔵庫に入れましょう。
※甘いワインにしたければ、冷蔵庫に入れる時に加糖します。
(果実酒作りの氷砂糖と同じでゆっくり溶けて行きます)
まずは収穫 ぶどうの剪定ページをみるとわかりますが これは一部 |
軽く洗います |
ブドウ潰しセット |
気楽に入れて行きます |
発酵が始まれば膨らむのでこの程度までしか入れません |
初日はこんな感じ |
5日目。膨らんできました瓶の上まできています (2日目にはガスが発生して曇ってきていました) |
2週間後ガスがたくさん発生しているので水滴になっています。 蓋は内蓋をあけてあり、外蓋は乗せています。 朝、夕外蓋を持ち上げてガス抜きをしていますが、 いいぶどうの匂いが常にしているので、自然にも抜けている様です (一度内蓋が間違ってしまってしまっていて、 ポーンととびました。 閉めてしまわない様に注意してください) |
これは早い時期に仕込んだワイン 冷蔵庫の中で沈殿している様子 少量なので5〜6をそのまま一緒にしている感じです。 もう少し落ち着いたら最後の瓶に移し替えます |
続きは自家製ワインの作り方2で
2021.11.25更新
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