魔法の庭は科学室

魔法の庭は科学室
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2019年9月9日月曜日

夏の終わりに

今年も夏は忙しくすぎていきました。
6、7月から暑く、8月は涼しめ、後半から9月にかけてまた暑くなってきましたね。

今年は5月はじめにきゅうりを植えたかたは6月から獲れはじめ、7月にたくさん獲れてもう終了したと聞きます。うちは例年通り5月末に植えたので6〜7月の暑さと雨不足でなかなかスタートが遅かったのですが、今が盛りです。
そして相変わらず黒サンゴより強四川が元気いっぱいです。
黒サンゴ1苗強四川1苗なのですが、2日おきくらいに2、3本つづ取れるので食べるのもなかなか追いつかず、おばけきゅうりにしないのが大変です。
娘は、何もつけずに丸かじり派なのですが、丸かじりには強四川がいいそうで(娘の好みなだけ)来年からは強四川だけにしようかしら?と思っています。

野菜苗の植える時期ですが、近頃の読めない春先の気候を考えると、5月初頭、5月下旬と苗も2回に分けて植えるとよいのかしら?とかいろいろ考えますね。

今年もお盆過ぎにぶどうにネットをかけました。
赤い品種はこの時期になると軽く色づいてくるので、判断しやすいです。
夏場のぶどうの管理の記事で紹介していますが、夏はぶどうの葉の剪定をしています。
今年はほとんどお枝に実がついているので、事前に切り落としてしまえる枝が少なく、ネットかけの時に葉の剪定をしました。

8月初旬のぶどう
今年は開花期に雨も少なく状況がよかったので粒もそろっています
復活のカサブランカw
そういえば球根泥棒が現れたで、掘り返されてしまっていた球根花壇
最終的に狙われていたのはユリ根でした。
ゆりはチューリップより一段深く植わっていて、土がそこまで掘り返されている感じもしなかったのですが、いつまでたっても出てこないので掘り返してみたところ、ゆりさん二種類ともいなくなっていました(泣)

しかし、嬉しいことに長年育てていた謎のゆりっぽい葉の出る球根(ちいさい)
が今年花を咲かせたのですが、それがなんとカサブランカでした。知らないうちに小さく燐片が剥がれて芽をだしていたんですね。来年食べられない様に気をつけなくちゃ。

うちの庭には常に花があると知っているのか、最近ではなかなか珍しい蜂がよく訪れます。市街地とはいっても付近に自然が多いのでそれなりに生き物はいるのですが、それでもなかなかみないコたちが訪れていると嬉しいです。
外来ではない種類のマルハナバチが多くきてくれていたり、セイヨウミツバチ、さらに珍しいニホンミツバチなどもやってきています。
外来のマルハナもいるのですが、時間や花で棲み分けているようです。
うちには家庭のガーデンということで園芸品種として外来種が植わっています。
なのでここでは外来か在来かはとりあえず置いて多種多様な植物に配して多種多様な生き物が訪れる。
『生命の多様性』の大切さを目の当たりに観察している気がします。


なかなか珍しいエゾコマルハナバチ

こちらもなかなか珍しいアカマルハナバチ
2021.6.13更新

2019年6月25日火曜日

エゾオオマルハナバチとセイヨウオオマルハナバチ

 5月上旬から中旬にかけて
さくらんぼの木にはエゾマルちゃんとオオマルちゃんがどちらも来ていました。
高い枝をぶんぶん飛び回るオオマルちゃん
間違って私に着陸して、枝に移してもらってからも
もたもたしているエゾマルちゃん
寒いと見かけないエゾマルちゃん
ラムズイヤーが咲かないと現れないハイイロちゃん

お尻の白いのは外来のセイヨウオオマルハナバチで
その他の色は三色でも黄色でも灰色でも国内種なのですが
お尻の白いマルハナちゃんばかりを見かけるのも納得です。
オオマルちゃんはたくましい。

とはいえ外来種ですが、立派なポリネーター
オオマルちゃんの活躍もあってか、今年のさくらんぼは豊作です

うちの庭では好む品種なども違いがあってか
その他の蜂とも仲良く共存しているのですが、
オオマルちゃんの逞しさを見るにつけ難しい問題だなぁと思います。




セイヨウオオマルハナバチ

高いところを飛び回る白いお尻のオオマルちゃん


風の強い寒日でも唯一活動していたのがオオマルちゃん

今年はタイムにセイヨウミツバチが来ていました
(一昨年だったかな?ニホンミツバチ)
どちらも北海道では外来種なんです


2019年6月12日水曜日

発見!!石狩油田跡

厚田油田跡を見に行った時、実は石狩油田跡というのも探していました。
しかし、地図にある油田跡には碑が立つばかり、石油の匂いは漂うものの、厚田のように湧き出ているその場所は見つけられませんでした。




情報によると石油が染み出している様子が見えるはずなのに。
草もあまりにボーボーなのでこの時は諦めました。
雪が積もる前の冬か、春先のまだ森の茂っていない時期に来よう!!

4月末
改めて油田跡を訪れたところ

道路から普通に火気厳禁の文字が見えます。


ちょっとよって見るとその奥にはなにやら怪しい気配


立ち入り禁止のロープの手前からズームで撮影してみました。



厚田と同じようにぶくぶくしていますがここは山の中。
油田と言えば地中深くから掘り出すイメージだったのですが、勝手なイメージでした。
イメージ一新します。
確かに石炭や、化石などは隆起した層から出るものなので、石油だって隆起した層から出てもおかしくはないのです。

それにしてもこんなに簡単に見つかるなんて。
道路からもそんなに離れてはいません。

草木の生い茂りというのはすごいですね。
と別のことに関心してしまいました。


森の幽霊に出会いました

幽霊草を知っていますか?
ユウレイタケとも言われる
銀竜草
Monotropastrum humile

樹木に寄生する菌類に寄生して、樹木からの栄養をもらうという
ややこしい生態をしていて、生き方はほとんどきのこですが、ツツジ科の植物です。







遊歩道と見れば分け入るタイプの生活をしていますが、なんと初めて出会いました。
このなかなかお目にかかることのない森の幽霊、一度見つけてしまったらたくさんいるー。
時期的に良かったのか、今までは気がつかずに通りすぎていたのかはわかりません。
「たくさんいるー」といっても生息は一定エリアに限られているようでした。

よく見ると周りの樹の根には白いぐにゃぐにゃが見えたりしています。
これが銀竜草の菌とか根とかそういうのなのねぇとかしみじみします。

特殊な生態のため、森でしかお目にかかれない、存在も姿もまさに幽霊草

近くにはギンランも咲いていました。



道民の森で出会えますが、遊歩道というより山道を登ります。

2019年5月20日月曜日

モルタルデコで橋を作ろう

以前にモルタルで造形物の記事で
コンクリートブロックとモルタルを使用して
庭に謎の造形物を作成していましたが
(ちょっと座ったり、物をおいたり活躍しています)

今年はスタイロフォームを下地に使った
モルタルデコで、メダカ池の橋を作ってみました。

モルタルデコについては書籍なども出ているので詳しくは書きませんが
使用するのはちょっと高級なモルタルなので、
モルタルを塗る作業も以前の左官っぽかった作業と比べて難しくありませんでした。

簡単に説明すると基本はスタイロフォーム等で構造を作り
その表面ををギルトセメントや白セメントなどで覆います。
上からアクリル絵の具等で色付けした後
トップコート(UV撥水)でコーティングして完成です。

書籍には便利な道具が色々と載っていますが、
言うことを聞かないというか、器用さだけは自慢できるテキトーな私は
カッター1本で作業しました。

スタイロを3枚重ねてボンドで貼り付け橋の形に掘りました
余ったスタイロでむすめに頼まれたおまけの猫又

石橋なのか、レンガの橋なのかわかんないじゃんと言われてしまった
水切りを考えたらこうなったんだもん
「古い石橋を表面だけレンガ舗装した橋」ってことにしました w

モルタルを塗り終わったところ

色ぬり開始、メダカ池周辺レンガが赤いので
むすめが赤くしなよと言うので赤めにしたら、赤すぎると苦情が!!

苔むさせてやりました。
石マニアなので石に力が入りすぎです。

猫又、うちの猫の色でとのこと
猫又風なので怖い感じにしてみました。
おまけなので気楽に色ぬり

さて、色を塗って乾燥
トップコートを塗ってさらに乾燥

橋と猫又を掘るのに1日
両方にモルタル塗るのに2時間
色ぬりが4時間
トップコートを塗るのは30分くらいだったかな?

石には掘るのも塗るのも気合いをいれすぎて
ちょっと時間がかかりました。

完成した橋を池にセット!!
我が作品ながらすっごいぴったり



彫刻と描画の能力が優れていればいるほど、
より素晴らしい作品に仕上がると思いますが(橋)
あまり難しく考えずに気軽に楽しむこともできます(猫又)

2019年5月15日水曜日

春の球根花壇

雪解けすぐ
3月末から4月初頭に
春1番で咲くのが
クロッカス
チオノドクサ
スノードロップ

第2弾の球根植物たちが花を競っています。
4月半ばから5月にかけて開くのが

スイセン
チューリップ
ムスカリ
スノーフレーク

花の咲く時期が少しづつずれているので
春先から花が続きます。

球根類も時期を見極めて植えると夏まで花が途切れず楽しいです。
球根の育成を考えるとどうしても花後が見苦しくなってしまいがちですが、
背丈の高くなる草と一緒に植えるとあまり気になりません。

うちの庭ではありませんが、
クロユリやヒヤシンスなんかも咲いています

生き残っていた原種系チューリップ
小さな球根だったので食べられなかったのでしょう

昨年植えた白いムスカリ
奥には通常の青いものが

生き残りピンク
その他、野生化している黄色と赤は無事でした
ムスメが毎年少しづつ植えていた買った球根ばっかり食べられちゃった 





2019年4月12日金曜日

宿根草はツンデレタイプ

「宿根」とは行っても
株の勢いであったり、その年の環境であったり
寿命というか更新であったりと
なかなか春にまた出会えるか?
というドキドキがあります。

消えてしまったと思っても、
どこかにタネを残していてくれたりする
クリスマスの朝のような気持ちになります

自然の多い北海道は春の気配は豊富ですが、
ガーデンの春としては遅く
一年草は「花苗」頼みになります。
その一年草も植え込み後に雪が来たりもするので、
あと1月は庭いじりシーズンが先です。

宿根草の庭だと、前年の枯葉を落としたり、
生死を確かめたり、
雪解けから庭に関われてとっても幸せです
しかも関われなくて温かくなる頃にはそれなりに綺麗になっています
(枯葉などは時間が経てば自然に分解されてなくなっている)

一年草の目に鮮やかな花壇は素敵ですが、
自然研究として植物を育てるわたしには
宿根草のガーデンが愛おしく面白いのです

やっと根付いてくれたウッドラフ


生き残りのチオノドクサ
もうすぐ花開きます

昨年からの仲間
エリンジューム
あざみの仲間なので、あちらこちらにも飛んでいる気がしますが、
これは元株
初めての冬だったので、ちょっとドキドキでした。

手前は白は30年ものくらいになる大きく育ったクロッカス

クリスマスローズ。黒

うちに来て7年
植え替えて5年くらいかなぁ?株が立派になりました

ロックガーデンのセダム類

アクイレギア(西洋オダマキ)
なんと7年前に種を巻いたのですが
以前植えていたところではなかなか大きくなれなかったのです。
花もさかない、毎年出るけれど背も伸びない
昨年娘の庭に移動しての今年、
春の芽だしも勢いがあるようで、やっと花をつけるかな?

2019年4月5日金曜日

春の日

Spring has come 2019
平成最後の雪解け

3月にびっくりの温かさで雪がほとんどなくなって
球根が襲われたり)したあと、
雪が降って積もったりしていましたが
春休みも終わろうとする頃になってやっと
しばらくぶりの春の日

庭いじりのスタートです
まずは雪囲い類をみな外しました
今年はイザの庭の植物にはプレートをつけようと思っているので
その準備もはじめます。



そして春が芽生えています

通称ホワイトベース(w)の
ポテンティラ(スペシオーサ)

南向きの球根花壇では
チオノドクサが球根泥棒にやられてしまったので
一番手はクロッカスになりそうです

雪の消えたヒースガーデンでは
スノードロップが咲いています

ベルガモットの新芽

アキレアの新芽

ヒソップ

カワラハハコ
ごわごわの隙間から覗く小さな白い新芽

びろーんとしたロゼッタ様で冬を越した
セントジョンズワートは赤みがかっています

アサギリソウの新芽

西側の宿根草ガーデンで生き残っていたチオノドクサ
こっちの花壇は雪解けがやや遅いのでこちらはつぼみ

クリスマスローズ(黒)はまだ蕾

クレマチス(スノークィーン)の芽

クリスマスローズフォエチダスは枯れてしまいました
代わりに周囲にはたくさんのコボレダネからの発芽

雪解け一番に今年も開花したニゲラ
今はもう満開状態です

ネアンデルタールの薬師に学ぶ

イザの庭(薬になる植物)

Medicinal plants ブログタイトルのイザ、 ネアンデルタールのまじない女(薬師)から クロマニヨンのエイラに受け継がれた すばらしい植物たちの知識 私もイザに導かれて、植物の世界に魅了されました。 私のイザの庭にもずいぶん植物たちが...

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