魔法の庭は科学室

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2018年11月29日木曜日

太平洋炭鉱展示館

前回は貝塚公園を紹介しました。
今回は太平洋炭鉱展示館です。
貝塚公園の記事にも書きましたが私の生まれは北海道釧路市です。
たまたま義母の実家も釧路市です。
そして祖父がどちらとも太平洋炭鉱で働いていました。
(この縁は夫との出会いには全く関係ない)
太平洋炭鉱といえば現在日本で稼働する唯一の炭鉱です。
(現在は釧路コールマインという会社が採掘していますが、
太平洋下から掘っている以上、太平洋炭鉱と呼ばせてください)
子どもの時にはリアルに動いていた炭鉱
子ども故に仕組みとか気にしていなかった海底炭の採掘方法
大人になった今
展示館に行ってその技術を詳しく学び、
「すごかったのね」と感動しました。

現在は新たな大規模採炭をするわけではなく、
旧坑道沿いの壁面から採炭しているそうです。
閉山後、海底炭の採掘という技術を
海外から研修にくるので細々とまだ採掘をしている。と聞いていたのですが、
電力自由化を受けて、
太平洋炭鉱の石炭を使った火力発電所が稼働するそうです。

CO2削減の観点からいうと新規の火力発電はどうなんでしょう?
というのはさておいて、
現在稼働中の火力発電所は輸入炭を使っています。
輸入炭には搬送にもエネルギーを使っているわけですから、
国内にある資源を使う(しかも炭鉱傍に建てている)
というのは
火力発電所としてましな在り方なのかな?と思いたいです。
(太平洋炭鉱は応援したくなる)

エネルギー問題は難しいですね。
植物好きとしては
せめて燃やすだけ植えたら良いと思うのですが、
(家の屋根とか全部木を植えたらいいのにね
と、こどもの頃思ったけど土とか重いのよね。)
植えたとしてもそれだけでは帳尻が合わないそうです。

もっと言えば
植物みたいに
光合成できるようになればいいのにね。


太平洋炭鉱についてはぜひ
この展示館に行ってみてください。
丁寧に説明もしてくれます。







地球は46億年の歴史の中で冷えたり熱したり、
空気が毒になったり、何度も生物が絶滅したりして来ました。
人間がどんなに生物を滅ぼそうと、人間が環境を破壊しようと、
そのサイクルが今までにないほど早かったとしても
困るのは人間で、地球でもたぶん野生生物でもないんですよね。
「人間が絶滅させた。」
っていうのも事実なのですが、偉そうというか上からというか。
空気中の酸素が増えて絶滅したのも
氷河期が来て絶滅したのも、隕石が落っこちて絶滅したのも、
人間が生態系を破壊しても、
滅びゆく生物たちにはおんなじです。
生きて死んだだけ。
原因とか関係ないんです。
生き死にに理由をつけたいのは人間だけ。

そして地球はまた初めからやり直すだけ。
星は痛くも痒くもない。
星の命が続く限り、やり直すだけ。

だからいわゆる
「地球に優しく」
というのはちょっと違って、
「人間社会のために」
が正解だと思います。

地球の中にまで掘りに行ってるとか
たぶん「地球に優しくない」んですが
それをちっぽけな人間がやりとげていることにわくわくします。
長期的にみれば「人間社会のために」なるのかもわからないんですが、
冒険心をなくしたら発展もないと思います。

やっぱり人工的にでも光合成できるようになったらいいんだよね。
すでにウミウシでできてるヤツがいるらしいし。

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