魔法の庭は科学室

魔法の庭は科学室
新規理科好きHP↑https://magicalsciencegarden.jimdofree.com/

2017年8月27日日曜日

ナミアゲハの幼虫再び

A swallowtail butterfly larva 2



秋の幼虫シーズン到来のようです。

ヘンルーダにみなれたお姿が。
今回の幼虫たちはみなサイズが違います。
卵の孵る時期に差が出るのか、
みなサイズが違うのはみな産卵時期が違うのか?
前は同じくらいのサイズのもいたのにどういうこっちゃ?
調べて見たところ、アゲハ卵をひとつ産んだら移動するらしいので

それだけの回数アゲハ蝶さんがうちの庭に
やってきたということなんですね。
(リピーターもいるかもしれないけれど)

今回も食べつくされないうちに数を減らさねくては。
そして、今回こそは蛹を見つけたいなぁ。

みなれた芋虫くん

ちょっと育っている

ものすごく小さい孵化したて


この写真の中に11匹はいます

アゲハの幼虫が出ているということはそろそろ毛虫も出て来るかしら?
と思ったら、ホップにコロニーができていました。
網を張るタイプのコロニーなのでマイマイガかな?

今年はマイマイガ、結構います。
うちではチャドクガが一番の要注意ですが、
マイマイガは数が気持ち悪いですね。

ブラックベリーの葉の裏側にはチャドクガの卵をみつけたので駆除しました。
9月上旬くらいが多いのですが、8月が涼しいのでか今年は早いです。

2017年8月25日金曜日

ヒソップの花の咲く方向

Hisop flower blooming direction
 Hyssopus



7月に咲き始めたヒソップの花ですが、
夏中ずっと咲いています。

気がついたことがあります。
花がみんな同じ方を向いて咲いてる?


蕾は各方向に付いていますが、
ほとんどの花は陽の方を向いて咲きます。





このヒソップは西の角にあります。
だいたいは西の方を向きつつ、南を向いているのもあります。

おもしろーい。

2017年8月23日水曜日

発酵から作る果実酒(ブラックベリー)その1

Homemade fruit wine 1

BlackBerry
Bramble

発酵から始めて自家製果実酒を作ってみましょう。
第1弾はブラックベリーです。

自宅でお酒を作るにあたって
まず大事なのは酒税法に触れないことです。

合法的に作れる果実酒には2パターンあります。
1「アルコール度数20度以上のものに果実(ぶどうを除く)を漬けて作るもの」
2「アルコール度数1パーセントに満たないもの」

なんと!アルコール度数が1パーセント未満ならば
ワインもビールも作っていいのです。
(調べる前は漬ける果実酒でぶどうが禁止なのでワインはダメだと思っていた)

以下に自家製酒の作り方を記載してありますが

アルコール度数1%を超えてしまわないようにご注意して、
自己責任で楽しんでください。


我が庭でも食べきれなかった果実類は
果実酒用ブランデーに漬けて楽しんでいました。

しかし
昨年キャンベルがたくさん取れたので
ぶどうなので漬け込み果実酒にはできないけれど、
最近自家製ビールキットとかもあるし
もしかして「ワインにできないかなぁ?」
と、いろいろ調べてみました。
もちろん買ったワインの方が美味しいに決まっていますが、
とりあえず「やってみたい」のです。

エイラにも果物の発酵酒やパーマ(ビールの前段階)が出てきますが、
そこまで遡らなくとも
古くからミード(はちみつを発酵)等の発酵酒は
物語にはたくさん出てきます。

昔の人ができたんだから、
私もやりたーい。

自家製ワインについては今年の過程を追いながら書きますが、

今回は「ブラックベリー酒」です。

ぶどうは自身で酵母を持っているのでぶどうだけの力でワインになります。
そこをふまえたうえで
ブラックベリーも収穫が遅れると、
木についたまま発酵している気配がありました。

「きっとブラックベリーもそのままでアルコールになるはず。」
昔の人もそんな感じでお酒の作り方を発見したんでしょうね。

昨年は自身がなかったので
ぶどうの枝(酵母)を少し入れて作って成功しました。
今年はブラックベリーだけでやってみることにしました。

作り方は以下に記載してありますが、
詳しい手順や発酵の様子は
その2の方で紹介していきます。
(一つの記事にまとめたら長くなりそうなので)




材料

発酵時
果実(ブラックベリー)
グラニュー糖(糖度が低いと発酵の開始が遅れてカビたりするため)
広口瓶(2つ)
何か混ぜたり潰したりするもの
キッチンペーパー(蓋用)
輪ゴム(蓋用)

発酵終了後(1〜2週間後)
熟成用の瓶
ガーゼ(絞る用)
コーヒーフィルター(濾す用)
ろうと
用具はよく洗い軽く熱湯で消毒する

※ 失敗しなければ酵母とアルコールの作用で雑菌は繁殖しないはずです。
(発酵で出るガスで無酸素状態になるため)
熟成用の瓶はアルコール度数が低いところで止めているのでやや気を使って綺麗にします。

収穫した果実は軽く洗います。
本来は乾かした方が良いのでしょうが、
水気を切りさらにキッチンペーパーなどで水気を切りながら、
熱湯消毒した広口瓶に入れます。
入りきらなかった時はフォークなどで潰していれます。
果実を全て入れたら、砂糖を加えてさらに潰しながら混ぜます。

※ 加える砂糖は好みです。
果実分の4分の1くらい入れれば発酵には問題ありませんが、
発酵につれて糖度は下がっていきます。
酵母が糖分を餌にした副産物がアルコールがだからです。
糖分が全てなくなると発酵も止まります。

※ 糖分が多いとどんどん発酵が進んで
1パーセントを超えてしまうので、味見をして調べます。
味見だけでは不安なので、度数計を購入すると良いでしょう。

※ 熟成に合わせて加糖しても問題はないので
必要ならば熟成用の瓶に移す時に味見をして加糖します。


混ぜ終わったらほこりが入らないように
キッチンペーパーで蓋をして輪ゴムで止めます。
呼吸ができないと発酵しません。

あとは室温においておきます。
1日くらいで発酵がはじまります。
もわもわのあわあわになります。

上にも書きましたが、発酵中の瓶にはガスが溜まって無酸素状態のはずなので
混ぜなくても大丈夫ですが、混ぜて味をみます。
アルコールの確認です。
アルコール度数が低いのに甘みがなくなっている時は砂糖を足します。

1週間くらいたったところで
実と果汁部分を分けます。
ガーゼをつかって絞り新しい広口瓶に果汁部分だけを移します。
この時に熟成用の瓶に移してもいいのですが、
もう1週間ほど発酵を続けるのでさらに「澱」がでます。
ここで一手間かけた方が透明度の高い完成品が出来上がります。

10日くらいすると少し味が変わってくるはずです。
お酒好きの方ならわかると思うのですが
「ふわっ」とアルコールの香りがしたらだいたい1パーセントです。
舌で感じるようになるともう1パーセントを超えているはずですので注意してください。気温にもよりますが25度くらいだと1〜2週間とのデータがあります。

度数が1パーセントになったら発酵を止めます。
方法としては

1、市販の20度以上のアルコールを足して度数をあげて酵母を殺す。
(漬け込み果実酒化する)
※ ちなみにポートワインはもっと発酵が進んでからですが、
同様にアルコール(ブランデー)を足して発酵を止めています。
※ ワイナリー本来の過程では糖分がなくなるか、
糖分が残っていてもアルコール度数が上がっていって自然に酵母が死んで発酵が止まります。


2、冷やして酵母の活動を止める

3、一旦凍らせる(酵母を殺す)

もう少し寒くなってからなら3もありですが、
せっかくすべて自家製なのだから今時期の我が家では当然「2」です。
よく洗って消毒した瓶にコーヒーフィルターとろうとを使って濾しながら移し、
冷蔵庫へ入れて熟成させます。(蓋は軽くします)
初めのうち低温発酵でガスが出るので時々蓋を開けて抜きます。
ガスを抜かず、瓶も割れずに熟成するとガス入り(シャンパン風)になるようです。

※味として甘みが足りない時はここで加える

約1ヶ月で飲めるはずですが
2ヶ月くらいたった方が美味しいです。
(昨年の経験による)

熟成用の瓶に移した時点では、白く濁っています。
時間と共に沈殿して透明になります。

ワインを作る時は実は先に潰しますが、
ブラックベリーでは実のタイプと量から
瓶に入れてから潰した方が楽なので、そうしています。
先に実と果汁を分けても熟成までに2度ほど濾すのは変わらないので、
「発酵の基礎」を抑えておけば手順などは工夫して変えても問題ないと思います。


質問等がありましたら気軽にコメント欄にどうぞ。

続きは発酵からつくる果実酒(ブラックベリー)その2

2017.11.15 更新

2017年8月22日火曜日

積丹の海キャンプ

短い夏
せっかく行くなら海

海キャンプに行き続けて11年(間2年は出産でいけてない)
積丹町野塚はほとんど別荘(家はない)です。

に詳しく書いています

夏にだけ現れるうちの息子(実は甥っ子)

台風予報もうまくかわして
短い夏の海を楽しみました。

キャンプのおともにミント
瓶で水にさしていたのですが暑さで弱るので
とうとうキャンプ用鉢植え。


それぞれ作成時の残りのワックスバー
キャンドルもそれぞれ活躍しています。



今年は風がなかったのですが、
あまり虫がいませんでした。
虫除け効果があったのかなかったのか
(あったと信じたい)
帰りの車中で刺された以外の被害はありませんでした。

今回の虫除けは
ハエには効かないです。
ハエにも効きそうなものを探したいです。



今回娘はテントに百均の「くるくる」と
「百均で作ったレインボーライト」
をつけていました。
LEDのボタン電池ライト(2色入り×3)
をジッパーバックに入れて紐で結わえたものです。
(それをひまわりのガーランドに縛り付けた)

これがなかなか綺麗で大活躍



キャンプと言えば友人特性焼きカレーと
我が家の定番生ラーメン

他にも庭から土付きのまま掘っていった
ビーツやじゃがいもや大根で
ボルシチとスープカレーもしました。
野菜は掘ったそのまま持って行くと長持ちです。

雨の日のトイレ、セキレイが入り込んで雨宿り

海へ沈む今日の陽

海から帰ってくるともう、夏はおしまいです。

スズメガの幼虫

Hawkmoth
スズメガの幼虫


夏の毒毛虫のおまけに紹介していた彼に
なんと再びお会いしました。

ブドウスズメの幼虫
2011.8.5

8月の頭以来の雑草取りと刈り込みをしていたのですが、
せーじにからまったブドウを切り取ろうとしていたら

でっかい緑の生き物が!!


ブドウスズメの幼虫
2011.8.21
びっくりしたぁ!!!!

なにこれー?
ん?しっぽのとんがりに見覚えが
これはあの時の彼が成長した姿?

キャンベルから娘のノブドウに移動していました。
ブドウ好きのスズメガなのかしら?

と思って調べたらあっさり正体がわかりました。

ブドウスズメ
Acosmeryx castanea


そのまんまのネーミング。

もしかしたら違う個体なのかもしれませんが、
スズメガの幼虫はけっこう歩き回るようなので、
あの時の彼だと思うことにしました。

今日は夜中から雨。
昨日の場所にはもういませんでした。

次にお会いするのはいつでしょう?

成虫の姿はあまり個性的でもなく可愛くもないのですが、
ここまで来るとその後の成長も気になります。

ちなみに蛹になったところで食べると美味しいそうです。


おまけ


隣家の雑草の隙間からのぞいていたキアゲハの幼虫。
セリ科につくはずですがタデ科(エゾノギシギシかスイバ)にいました。
蛹になる場所を探していたのかなぁ?

2021.6.13更新

2017年8月18日金曜日

百合(カサブランカ・モンテズマ)

 Lilium

My garden Lily blooms in August

我が庭のカサブランカの開花はいつも8月上旬です
モンテズマはもう少し早いかな?と思いましたが、
開花したのは8月に入ってからでした。
カサブランカは咲き誇っている頃モンテズマは花びらが散っています。

私にとって8月の花は「百合」です。
8月半ばには散ってしまいますが、暑くなった盛りに咲いて、
お盆を過ぎたら夏と共に散る。
まさに短い北海道の盛夏の様です。
(他ガーデンや他品種は6月末くらいから9月まで咲いている、
あくまで私の庭から受けた印象)

カサブランカは現在宿根草ガーデンに植わっているのですが、
秋には掘り上げて移植しようと思います。
宿根草ガーデンも初めの頃は寂しかったので百合の派手さも悪くはなかったのですが
完成しつつある最近のイメージにはカサブランカは華美にすぎます。
(もともと百合は娘のリクエスト)

庭の南面の道路沿いにチューリップの植えてある花壇があります。
雪解け後に一番暖かく雪解けの乾きも早いので春の花が早く咲きます。
もとはチューリップのあとにホップが茂るので空き地にしてあったのですが、
ホップを根性で移植したので今年の夏は寂しい感じでした。
そこへ移植するつもりです。
そちらの庭では最近チューリップを植えっぱなしにしているのですが、
百合とチューリップでは球根を植える深度が違うので干渉しないはずですし、
植えっぱなしにしているので、掘り上げで百合の球根を傷めることもないでしょう。
モンテズマは昨秋に球根を買って一足早くそこに植えていますが、
今のところ問題ないようです。

球根植物は成長中の茎が折れたら「がーん」ですが、
最近南面にはボールが侵入してくることもあり、柵を立ててます。
柵を立てるので、風に弱い百合の支柱も隠れます。

カサブランカは5年目ですが、2年ほど前に一度掘り上げてみました。
球根がまるで小型のかぼちゃの様にものすごく大きくなっていました。
球根が大きくなると花数が増えると実感しました。

2017.7.28
2017.8.7

2017.8.14
カサブランカ
2017.8.2

2017.8.4
モンテズマと蜂

2017年8月17日木曜日

リグラリアの花が咲きました

リグラリア
Ligularia dentata
'Brit-Marie Crawford'

イザの庭(薬草ガーデン)の壁際
グリーンカーテンを兼ねるホップの根元には
リグラリアが植えてあります。
3年目となる今年はかなりの大株に育ちました。
緑色のホップの根元の銅色の葉は遠くから見ても目を引きます。




手前にあるハーブ類よりも一段背が高いので、
背景としても重宝しています。

丸い葉はまるでふきの様ですが
咲くとキク科なのを納得する黄色い花を咲かせます。

リグラリアは半日陰を好み乾燥に弱いとされていますが、
うちではけっこう陽が当たっています。
(庭には日陰のほとんどできない立地条件なので)
日向の乾燥ではありませんが、他植物の影にややなる程度です。
土もそこそこ乾いても大丈夫の様です。
クリスマスローズよりは確実に日向に強いです。
株が小さかった時は乾燥が続くと葉に傷の様な模様が出てしまいましたが、
大株になった今は全く問題ないようです。
見守りながら育てて、乗り越えれば、
植物の方で環境に適応してくれます。
世話としてはほとんど放置です。
春先に出た後に寒さで傷んでしまった葉を切ったり。
花が終わった花台と、冬に葉をすべて刈り込むくらいです。


2017.8.2
蕾ができました

2017.8.4
一つのふくらみの中に蕾がいくつか入っています

2017.8.7
膨らんでくるとよくわかります


2017.8.14
株が大きくなった今年は花台がいくつもできました
2017.8.21
花期も長いので花が増えるとだんだん派手になります


葉の姿と比べると可愛らしい印象のする花です

2017.8.22 更新

2017年8月13日日曜日

Thymus タイム

Thymus
シソ科イブキジャコウソウ属 


グラウンドカバー
コンパニオンプランツ
春〜夏の花期
カラーリーフ
香草

タイムを植えているだけで庭にはこれだけの益があります。
我が家を彩る4種類のタイムたちを紹介します。

みな同じタイムと言っても性質はなかなか違います。
あった場所、あった植え方を知ってこそお役立ち植物
タイムの本領発揮です。
それぞれの特徴と必要な世話を記載しています。


Thymus serpyllum 'longicaulis'
ロンギカリウス
花期5〜6月
Thymus vulgaris
コモンタイム
花期6〜7月

Thymus quinquecostatus
イブキジャコウソウ
花期6月下旬〜7月上旬

Thymus pulegioides 'Foxley' 
フォックスリータイム
花期7〜8月
上の写真は花期の順に並べてあります。

ここからは各品種を比較しつつ紹介していきます。



クリーピング(匍匐性)の代表格
ロンギカリウスはとにかくグラウンドカバー向けです。
一度根付いてしまえば乾燥も気にしません。
美しく育った姿は緑のカーペットです。

匍匐した先で出た根を利用して簡単に移植できますが、
その場合根付くまでは乾燥しないようにします。
根が浅いので、増えすぎた時はいらない部分を切って抜きます。
管理も簡単で素晴らしいです。
葉から良い香りがします。


コモンタイムはハーブの王道。
料理にはコモンを使います。
左がロンギ、右がコモンです。
立性で、古くなった株は木化します。
ハーブとして使うのは若い芽の方が良いし、
木化した株は春先の寒風後に枯れることも多いので
雪の前に刈り込んでいます。
小さな垣根として地ぎわに植えています。


手前のレンガ沿いのこんもりとしたのが
イブキジャコウソウ。
木のアーチの奥を這っているのがロンギです。
イブキジャコウソウは日本原産の唯一タイムのです。
ハーブとして利用されることはないというだけあって
葉からは香りがしません。
花は甘い香りがします。
他の3品種は「花の香り」を意識したことはありません。


左フォックスリー、右がロンギです。
フォックスリーは今(8月上旬)花の盛りです。
コモンタイムの様に高さもありますが、
横にも広がります。
この後株が大きくなるとまた違ってくるかもしれませんが、
コモンとロンギの中間の様な性質です。
今は花が美しいですが、緑と白の可愛らしい葉は、
庭の良いアクセントです。

香りのする葉は毛虫等がよりにくくなりますし、
咲いた花に引き寄せられて
ポリネーター(花粉媒介者)がやって来ます。
春早いうちに花咲く地味なぶどうの受粉には
ロンギにやってくる蜂の存在が不可欠です。

池と同じく庭も、
なるべく自己完結型にすると手がかからずとも
美しい姿を保つ様になります。

2017年8月11日金曜日

夏の毒毛虫

Caterpillars of the summer

に詳しく書いてきましたが
春先〜初夏にかけて毛虫に備えておくと
そうそう夏場は毛虫の被害にあいません。

しかし今年は新しいヤツが現れました。

がーん。
顔はけっこうかわいい(気がする)

ぶどうにつきます。
ぶどうは毛虫がつきやすいと言われますが
うちではほとんどついていませんでした。
(たまのさすらい毛虫くらい)

この毛虫の特徴は
小さい頃からコロニーをつくりません。
糸でぶら下がります。

ぶどうにつく糸を引く毛虫と言えばマイマイガです。
マイガマイガかしら?と油断したら違いました。
なぜってとりあえず毒毛虫です。(やられた)

マイマイガは顔が「はらぺこあおむし」
みたいに八の字なのが特徴らしいのですが、
彼は八の字顔ではないし、
「マイマイガは皮膚の弱いひとならかぶれる」
程度の毒なので、
彼はがっつり毒毛針持ちでした。

かなり調べたのですが、正体は判明しませんでした。

糸をひくタイプの毒毛虫ってあまりいないんですね。
チャドクガもコロニー時期には糸を出すのですが、
ぶら下がっているところなどはみたことがありません。

糸を引いて逃げる性質のせいでか
ポロポロコロコロとすぐ転って逃げるので
葉ごと切って燃やすのが難しいのです。
ちょっとの振動でも葉上を転がって糸で逃げようとします。

止むを得ず割り箸でつまんで洗剤液(※1)で殺す方法をとりましたが、
今度は葉に張り付くので大変です。
(油断すると転がる)

ぶどうが収穫前なので、葉ごとがんがん燃やすわけにもいかず、
収穫時に子どもが刺されない様に放置するわけにもいかず。

今度はトーチ型のバーナーを投入しようかな?
でも転がって逃げそう。


青みがかった緑色で黒い網目模様、頭が真っ黒い毛虫です。
黒い点状の模様があるので、毒針もちかな?
と思って気はつけましたが
コロコロ攻撃にやられました。

おまけ
スズメガの幼虫。毒はないので観察後にもどしてあげました。

(※1)毛虫は毛の間に空気を溜めるので、青虫と違って水に入れたくらいでは死にません。
台所洗剤を水で薄めたものに入れると空気が溜められくなるので、普通の虫と同じく溺れて死にます。
殺せますが毒針の効果は残るので、トイレなどに流すか、死骸を燃やすかして処理します。

2017年8月9日水曜日

ROYCE'ローズガーデン

Rose garden of ROYCE'

(株)ロイズコンフェクト 本社・あいの里工場
〒002-8074 北海道札幌市北区あいの里4条9丁目1−1


チョコレートで有名なロイズの本店にはローズガーデンがあります。
ローズガーデンといいますが、
宿根草大好きな私には宿根草ガーデンとして素晴らしく感じました。

まるで迷路の様な美しい庭。
敷地面積もけっこうなものですが、かなりのボリュームがあります。
今回はさらっと見て来たつもりだったのですが、
回って戻ったところ、1時間ほどたっていました。

道路を挟んだ反対側にはROYCE'あいの里公園店があります。
パンも売っているし、ソフトクリームもあります。
イートインスペースもあります。
休憩をとりながらじっくり見るのがベストです。

ガーデンの全体がわかる写真はあえて載せませんので、
ぜひご自分の目で確かめてください。

百合とリグラリア

エリンギウムがとても綺麗

彼女いわく「幸せの黄色い」バラらしい




クレマチスもたくさん

ケンタウレア



大きなアスチルベ

フロックスにキアゲハ

たぶんうちの百合と同じ?




「あふれんばかりの花」
そういった感じのガーデンです。



ネアンデルタールの薬師に学ぶ

イザの庭(薬になる植物)

Medicinal plants ブログタイトルのイザ、 ネアンデルタールのまじない女(薬師)から クロマニヨンのエイラに受け継がれた すばらしい植物たちの知識 私もイザに導かれて、植物の世界に魅了されました。 私のイザの庭にもずいぶん植物たちが...

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